眞砂さん

「ピーコック」というピアスのシリーズですね。
ブランドを立ち上げたばかりのころからずっと作り続けているシリーズです。いくら作ってもあきないほど、バリエーションが広がって。お客さまが自由に石やバランスを選ぶこともできますし、少しずつ石を足して年々デザインを変えていく方もいらっしゃいます。ご自身で石を足したり引いたりして、日によって雰囲気を変えてつけることもできます。
『エクレクティク』を象徴するシリーズの一つになりました。
このシリーズは素材をなんとなく触っているうちに「このままでつけられたら綺麗だな」と感じてかたちにしたものです。
それを、実際につけやすく細かいところを考えてデザインしたというか。

眞砂さん

そうですね。あれはアクリルビーズと真鍮で作っています。もともとずっとモビールは作りたいと思っていて。

眞砂さん

そう、でもまだ試作どまりなんですよね。部屋のためのアクセサリーも
作ってみたいと思っていて。
眺められるものができたらいいなと思っています。
あそこにある鳥の絵のキャンバスも、普段アクセサリーを使っていない時に飾れるようにと思って作っています。

眞砂さん

はい。クチバシに石をくわえていて、しっぽのところにピーコックのピアスが飾れて絵の一部になっているんです。
外してもそのままで絵として自然な状態で見せられるようにもなっています。
他にも、アクセサリーの端材の金属を使って絵を描いたシリーズもあります。
アクセサリーを作り始めたころから、絵の中の猫の頭の上にイヤリングを置いてかざるシリーズとかアクセサリー以外のものも、ちょこちょこと試してはいるんですけど、まだまだやってみたいことがたくさんですね。

眞砂さん

時間、ですね。

眞砂さん

そうですね。なので、先日の10周年イベントとか、スパイラルでの出店とか、そういう機会の時に、自分にプレッシャーをかけて新しいものに挑戦するようにしています。
何もないと、時間はそのまま流れていってしまうので。
お客さまに見ていただきたいと思うと、不思議と頑張れますから。

眞砂さん

ありがとうございます。基本的にアクセサリーの制作については独学なので、これも何度も叩いて曲げて試行錯誤を繰り返しましたね。
ぴったりのバランスが見つかってからは、そのまま10年変わらず作っているものです。私自身もずっとつけています。

眞砂さん

あとは数字のかたちのピアス。たしかエルテだったかな、踊り子みたいな人が数字のかたちになっている絵のシリーズ。
学生の時に見て、２つの要素が綺麗に活かされあっているのが面白いなと思って、自分も数字を使って何か作りたいと思っていて。
それでピアスを作り始めたとき、そのまま数字の曲線を活かして耳につけられるかたちのものを作りました。
さらにチャームを好きに組み合わせてつけ替えられるようにもなっています。

眞砂さん

そうですね、これもスタートしたころからずっと作りつづけていますね。
サイズやつき方を変えて作ったり、ペンダントへッドとして作ったり、アルファベットも作ったりします。

眞砂さん

どなたかがつけていらしたのをご覧になって、あれが欲しいんですとリクエストしてくださる方が時々いらっしゃいますね。
その場合はサイズなどご希望を伺ってその場で作ったりしています。

眞砂さん

 そうですね、小さなアトリエショップなので小回りがききますし、材料さえあればだいたいのものは作れるので。
でも、小回りがきく代わりに、たくさんのものはなかなか作れないんですよね。
店頭にも、自分としてはいつもお見せしたいものの一部しか並べられていない感じがしています。足りてないというか、作りきれないというか。
でも、お客さまはすごくいっぱい種類があって迷います、とか、新しいのが増えましたね、とおっしゃってくださるんですけど。いまだにそのバランスがつかめてないんです。

眞砂さん

 そうですね。
なのでその都度お客さまのお話しをうかがいながら、私の頭の中にあるものやいろいろなパターンを、その場で石を置いたりサンプルを使ったり、仮縫いみたいにかたちにしながらご紹介しています。

眞砂さん

そう感じていただけたら嬉しいです。